お知らせ
10月の主なスケジュールとしては、第10回理事会、中学生駅伝、観光戦略フェスタ、合同個人演説会、10月例会「地域に貢献出来る人財へ~地域と共に生き共に栄える経営哲学とは~」、播8JC理事長会、長期ビジョン特別室公開委員会、会員会議所(加古川開催)といったものがありました。
第57回中学生駅伝が雨の中でしたが多くの参加のなか開催されました。57年前に加古川青年会議所が、創設した大会で、日ごろ鍛錬された成果を試す大会のうちの一つになっています。協賛や賞状の授与等を行いましたが、運営は先生方が毎年していただいております。中学生たちの真剣な眼差し、統率された礼儀正しい姿には感心させられました。
毎年、まち系の委員会がその年の所信に沿ったまちづくり事業を行いますが、今年のまちづくり事業は観光戦略委員会が観光戦略フェスタを行いました。これは、成熟した日本経済において、海外から渡航者が増えていることもあるように、観光産業整備の必要性がさけばれているなか、私たちの地域も観光という視点で、もう一度地域の魅力や活性化を見つめなおし、一歩ずつ歩むことで地域の愛着による定住や移住が進めばいいという考え方にたって、観光戦略を地域で考えようという企画でした。基調講演には東国原英夫氏にお越しいただきました。基調講演当日に多くの一般市民の方々が並ばれている姿に私が3年前に地域活性化委員長としておよびした竹田恒泰氏、2年前にブロック大会実行委員長としておよびした千玄室氏のときと同じ光景にほっとして、思わず写真を撮りました。
そして、理事長として、舞台袖で委員長の趣旨説明を聞くという光景にも感慨深いものがありました。こうして次の世代へと年々、リーダーシップをバトンタッチしていくJCという組織は素晴らしいなと思う瞬間です。自分も何度も練習して、はじめて千人を前にスピーチをした3年前を思い出しながら、どこか硬いけど実直でその真剣さに聞き入る趣旨説明に感心しました。この舞台での委員長挨拶を経験するとそれ以上の修練の機会はなかなかないかもしれませんね。
パネルディスカッションでは、岡田市長もまじえて私がコーディネーターをさせて頂きました。とてもいい経験でした。
講演後の東国原英夫氏と白水副市長とメンバーで撮影しました。講演では爆笑のネタも多かったですが、時折真剣に地域創生の実績を語られ、また加古川地域においても、それまで光があたっていなかったものに、どう光をあてて、滞在していただき、楽しんでいただく食のブランディングや地域の歴史遺産の発信の仕方など、おもてなしの大切さと共に教えて頂けた講演でした。今回は、加古川市と共催事業として、加古川市の協働推進課や産業振興課、観光協会とも協働でさせていただけたことも大きな意味があったと思います。小さな一歩かもしれませんが、これが加古川JCにとっても加古川地域にとっても大きな一歩となることを祈っております。
小ホールでは、茶道、将棋、グルメブース、地域特産品ブースなどを行いましたが、全て完売し、安心しました。大ホール小ホールをつかったイベントというのは、近年では初めての試みでしたが、岡田委員長はじめとする観光戦略委員会の皆さまが問題なくスムーズに実施していただくことができ、これもまた感心でした。準備にあたって、岡田委員長にも多くの地域の人脈が芽生え、引き継ぐことが出来たのではないかと思っています。
加古川青年会議所の底力は、こうしたイベントを会費とボランティアでいとも簡単に成功させてしまうメンバーの個人の能力と組織力だと思います。それには理事会の機能もすごいのですが、当日、各界の若手リーダーが率先して動くので、前日までの委員長の不安や苦悩をよそに当日は涙がでそうなくらいに計画書通りに運営されていきましたし、そうした経験を私もしました。
10月例会では、後期入会の10名にバッチ授与式を行い、10月例会に参加した新入会員と記念撮影を行いました。20名もの入会をいただけたこと、また例会にも高い出席率で参加してくれてること、今年一番嬉しいことの一つ(何が一番かなんて順番がつけれませんが)かもしれません。
10月例会は、たねやグループCEOの山本先輩にお越しいただきました。偶然、今年の正月旅行で滋賀に行き、ラコリーナに感動して、是非お話しを聞いてみたいと思っていましたので、藤原委員長をはじめとする研鑽委員会の皆さまが色々と努力して加古川にお越しいただいたことは感動の他ありませんでした。来ていただくだけでも恐縮かつ感動でしたが、ご講演の内容がまた驚くほど面白く、感動的で、勉強になるものでした。JCとしての経験、そして経営の姿勢というものを、近江商人の哲学と共に教えて頂きました。たねやグループの経営理念である「天平道」商道は人道である、「黄熟行」手塩にかけること、「商魂」今日如何にお客様によろこんで頂けたかの心、についてのお話しは、あらためて自身の事業理念に照らし合わせてこれからの経営に活かしていきたいと思います。
藤原委員長の例会ということで、おもてなし、運営も素晴らしいものがありました。どこか凛とした空気感が漂い、興奮しながら熱い講演を聞き入ることができました。机を外して椅子だけにして集中するしつらえも良かったように思います。
山本先輩には、夜遅くまでいろいろとご教授いただき、JCの経験談をはじめ本当に勉強になりました。翌朝多くのメンバーでお見送りをさせていただきました。またぜひお会いしたいと思います。本当にありがたいご縁でした。
第6回会員会議所が加古川青年会議所でありました。松本賢二君が副会長として兵庫ブロック協議会に出向されているため、加古川で開催されました。多くのメンバーがお出迎えをして、雨のふるなかでしたが、松野委員長はじめとする渉外委員会の皆さまが傘をさしながらのぼりを掲げたりして、加古川らしいおもてなしを出来たと思います。
懇親会では、地元の高校生漫才コンビのアンドロイドのお二人にライブをしていただき、会場も和やかに盛り上がりました。
選挙期間中は広報等を新聞でしかできませんが、合同個人演説会も開催しました。こうした取り組みは、リンカーンフォーラムといった団体がはじめて、私の松下政経塾の先輩が立ち上げた団体でもあるのですが、実際の選挙区での運営はほとんどが青年会議所による開催です。民主主義をよりよくしようという運動の発案者がいて、その実践者が各地のJCであり、LOMであるというところに、社会運動の実践者、変革団体たる青年会議所の特色であり、存在意義のように思います。
告示前は、「公開討論会」という形である程度自由に開催できるのですが、選挙期間中は「合同個人演説会」という形で、新聞で告知し、各陣営が自主的に同じ場所同じ時間に合同で個人演説会をするということになります。かつての合同個人演説会がコーディネートするものがいないために討論の形を成さないため、形骸化していた過去があり、法的な整備がまだありませんが、リンカーンフォーラム、青年会議所の運営により、有意義なディスカッションを行うことができます。候補者の人柄、政党の政策を理解して投票する。投票行動だけでなく、国民参加の一つのきっかけでもあります。地元ケーブルテレビでも放映されました。
2017年のメインディッシュともいえる事業や例会が9月、10月と行われて、私としてはお腹いっぱいのなかですがまだまだ美味しい料理が出てきて、本当に満足させていただきました。メンバーの皆さまに心から感謝したいと思います。